ゆうやっちのレース予想 2019年 スーパーGT 第2戦 富士スピードウェイ 500km

スーパーGT 第2戦 富士スピードウェイ

波乱の開幕戦から3週間、毎年GWに開催されるスペシャルステージ富士500kmレース。鈴鹿1000kmが終わってからはスーパーGT唯一の耐久要素を持ったレースだ。天候にも翻弄され、関係者も観客もなんだかもやもやした気持ちになった開幕戦。4月24日25日鈴鹿サーキットで行われたタイヤメーカーテストも雨に降られた。今シーズンは雨がひとつのキーポイントとなりそうだ。しかしこの5月の富士スピードウェイは天気予報は現在晴れ! 前後にも雨の要素はなさそう。

それに富士スピードウェイは比較的エスケープゾーンも広く、波乱と言った展開にはなりにくいサーキットだと思う。やっと本当の姿が見れる。そんな気がする。シーズン最長のストレートでパワーを見せるのはどのチームか?

っと言う記事を1週間程前に書いた。そして今確認したら決勝日レース後半ぐらいにまたしても雲行きが怪しくなっている。

開幕戦岡山の結果まとめでも書いたアグレッシブなバトルの事

でもそれはクラッシュを推奨している訳じゃない。アグレッシブでクリーンなバトルが一番の理想だ。そのアクレッシブが見れるほんの僅かなスパイスが雨だったりする。雨はチャンスだったチームをピンチに変える。しかしその逆もある。予選後方スタートとなったチームにとっては小さなスパイスはチャンスが増す。でもそれはスパイスであって食べられないような味付けになってしまってはいけない。開幕戦岡山のように危険な雨にならない事を願っている。

ゆうやっちのレース予想 2019年 スーパーGT 第1戦 岡山国際サーキット

昨年2018年富士500kmの記事はこちらです

順位予想&結果

順位予想結果
1位カルソニック IMPUL GT-RZENT CERUMO LC500
2位CRAFTSPORTS MOTUL GT-RMOTUL AUTECH GT-R
3位ZENT CERUMO LC500RAYBRIG NSX-GT
4位RAYBRIG NSX-GTDENSO KOBELCO SARD LC500
5位au TOM'S LC500KEIHIN NSX-GT

予想解説

カルソニック IMPUL GT-R

この1位予想は凄く悩んだ。でも今年のGT-Rはとても魅力的だ。ストレートの伸びはGT-Rだと思っている。そしてそれが一番必要なサーキットなんだと思う。このサーキットと相性の良いBSタイヤ。これで盤石。1位予想はカルソニックです。

CRAFTSPORTS MOTUL GT-R

ここにもGT-Rを置いてみた。やはりGT-Rが強いと感じている。開幕戦でもこのチームを予想に入れたが、今回もニッサン王者23号車を敢えて外した。まぁ23号車はこの富士では速いのだけど、それならばこの3号車だって速いはずだ。(予想が強引)

ZENT CERUMO LC500

悪夢のような出来事は同じ富士でもこの500kmの時ではなかった。とは言えZENTにとっては恐ろしい1コーナーになるであろう。でもそんな不安を吹き飛ばすような走りを見せてほしい。それもこの富士で!

RAYBRIG NSX-GT

火が付いた。燃え上がったのはエンジンの中ではない。ドライバーの心だ。行き場の無い怒りはレースにぶつけるしかない!それならば結果がいる。その結果がなければモヤモヤとした霧が晴れる事はない。さぁ行けRAYBRIG!

au TOM’S LC500

若手がスポットで参戦する時、なんだか結果が出るジンクスを勝手に持っている(私の記憶調べ)関口選手と宮田選手。楽しみです。もし僕が宮田選手だったら、きっと関口選手の髪型が怖すぎてドライビングに集中出来なさそう。でも結果出せなかったら、もっと怖そうだから速く走れると思う。(どんな理由だ!)

予想まとめ

富士スピードウェイ500kmレースは基本的にレクサス勢が速い。そこに唯一割って入るのが23号車だ。でも今年の予想は少しずらした。その方が見るのも楽しくなる。開幕戦の岡山は忙しく、恐ろしく見ていたが、このレースは地に足つけたレースになると思う。少しゆったりと穏やかにレース観戦をしようと思う。なんと言っても距離は長い。でもそんな中なんやかんや上位ほぼレクサスじゃん!って恒例のレクサス祭りになってしまうのもどうかと思うのでやはり3メーカーが最後まで競り合えるレースになればと思っている。特別ニッサンファンと言う訳ではないしレクサスアンチでも無い。今年はなんだが12号車と3号車に目が言ってしまう。

コーナリングのNSX

直線パワーのGT-R

バランスタイプのレクサス

個人的に感想です(確証はありません)

直線でスリップ使って前を追いきれなければ、上位には行けない。例え第3セクターのテクニカルセクションでどれだけ迫ってもストレートで追いきれなければ抜きようがないのだ。

イメージだけど、そうなればNSXにとって得意なコースレイアウトとは言えない。

バランス型のレクサスはテクニカルセクションでしっかり詰めて、スリップを使いストレートで前に出れるなら、これは強い形だと思う。

逆にあまり得意ではないテクニカルセクションをそれなりにこなす事が出来ればストレートの強いGT-Rに分がある。

っと言う事で今年はGT-Rが気になるので1位、2位をGT-Rに予想してみた。

もしシーズン後半になってこの辺りが上位に顔を見せていれば私の予感もまんざらでもなかったと言う事になる。

やはりレースは始まる前に予想するのは楽しい。それは間違いない。だってどのチームが勝つかな~って考えてる時間は無料なんです。ラッキー!

それでは5月3日4日スーパーGT 富士スピードウェイをお楽しみに!



結果まとめ

レースを見る中で開幕戦の様な天候もあれば、完全ドライもある。

でも今回の富士はレースの中で起こり得るすべての出来事が起こったようなレースだった

このブログではGT500の事しか書いていない。もちろんGT300も見ているのだがどうしてもGT500をメインで見る。そんな中500のバトル中に300が絡んでくると

「どいてくれー!」なんて思ってしまう事もある。でも今回はその逆が何度もあった。今300がバトル中だから、後ろの500!ちょっと待って〜って。

見どころが多すぎて500の中継と別チャンネルで300も放送してほしかったぐらいだ。チャンネル変える権はこっちで持っていたかった。

300も500も、フルウエットもセミウエットもドライもLEXUSもGT-RもNSXもブリヂストンもミシュランもダンロップもヨコハマも!すべてに光るシーンがあった!

このレースがお好み焼きなら富士スペシャル焼き。

ラーメンなら富士山トッピング全部乗せ。

と言うネーミングでも納得のレースだった(ここにラインを引いた私のセンスにも問題がありそう)

 

セーフティーカースタートでなんだか嫌な予感がした。3周目にはレーシングスピードに!そんな嫌な予感を吹き飛ばすセミウエットバトル。各所でテクニックが光るバトルを見せてくれた。開幕戦とは全然違う。視界のあるレイン。そうまさに腕の見せどころ。

レース開始10周ほどで目まぐるしく変わる順位に通常の1レースを見終わった気分だった。

そして嫌な記憶を呼び起こす雷雨。岡山の事も念頭にあったのだろうか?早めのセーフティーカーそして赤旗中断。まぁそれはそれで良かった。岡山の二の舞になり兼ねない。ドライバーによっては何故、赤旗なのか分からないと言った声もあったようだけど、やはり何かあってからでは遅いと言う事だろう。

富士スピードウェイに集まったみんなの願いは空に通じた。

30分程の中断を経てレースリスタート。

ジワリジワリと乾き始める路面。どこまでウエットで行くか?明暗を分けた1回目のピットストップ。

2回ピットが義務付けられている今回。1回目は均等割で36周。路面との相談で40周付近で各車ピットイン。結果論だけどここでウエットを選んだチームは権利を失う事となった。

でもそれは結果論。天気は誰にも分からない。ただ結果としては最後まで雨は降らなかった。

1位に予想していたカルソニックはミスがあり上位には残れなかった。全体的な速さから見て、もしミスが無くても1位にはなれなかったと思う。何かが足りなかった。

気になっていたクラフトスポーツは躍動していた。50周を過ぎた辺りに一番輝いていたのはこの3号車だったと思う。がしかし後半に向けて緩やかに失速。レース全体で見れば大きなミス無く走りきったにも関わらずトップ5に残れなかった事。GT-R勢としては同じタイヤの23号車から約1分遅れだった事。課題を残す結果だと言うしかない。悔しい。

驚愕とは言わないが、まぁそうなのでしょうね。と言う速さを見せた23号車。結局富士は23号車なんだね。なんて思っていたその後ろに羽の生えたZENTがいた。

まるでカテゴリー違いの車のように攻める。そしてレース後半38号車は23号車を捉えトップに浮上。

23号車の失速や3号車の失速を見れば今回ミシュランタイヤはあと一歩届かなかったのかもしれない。

ただ次の鈴鹿はコースキャラクターが全然変わるので次への期待を持っておく

そして注目すべきはレイブリッグ。

予選はQ1敗退で開幕戦の鬱憤を晴らせなかった。混乱のスタートからコースアウトやスピン。山本選手らしからぬミス。そのマシンに焦りが見えていた。開始早々、最後尾付近まで後退。そういえばレイブリッグは?なんてツイートした程カメラに映らなかった。しかし1回目のセーフティーカーの時にはしれっと9番手にいた(あとでビデオで確認しました)。

赤旗中断後もあれよあれよと順位をあげていつの間にやら3位争い。

3位39号車

4位1号車

5 位17号車

待って!そこ1号車と17号車!近い近い!

開幕戦を知っている人の生唾を飲む音が聞こえる。マジで止めて!っと私も思っていた。でもドライブしているのはレーサー!

もちろん引いたり譲ったりなんてしない!

塚越選手も山本選手もファイターだ!

ちなみに今話題のアメリカ戦闘機のF-35の頭文字のFはファイター(戦闘)の略。

B-52の頭文字のBはボマー(爆撃)の略。A-10の頭文字のAはアタッカー(攻撃)略。

まさにこれ!レースでのプロフェッショナルとはファイターであってアタッカーやボマーになってはいけない。でもファイターであろうとすれば一瞬のミスでアタッカーになってしまう。そしてそのアタッカーも一瞬でボマーになってしまうのだ。ドライバーは全員ファイターであってほしいのにアタッカーにはならないでほしい。

贅沢なファンで本当に申し訳ない(なんの話だ)

ちょっと脱線。ごめんなさい。

でも2人はクリーンバトルを繰り広げて3位を争う。

最終的にはレイブリッグが3位を獲得してのフィニッシュ。3台共に素晴らしいファイターだったと思う!かっこよかった!

これだけ休まる間の無い500㎞は無い。基本的に耐久レースの一面を持っているのであまり無茶をせず、まずはゴールまでマシンを運ぶ事が優先されるように思う。そうなると中弛みする事もある。でも今回は最初から最後まで目が離せないレースとなった。

今シーズンはこれからもっと面白いレースが観れると思うとワクワクする。いい具合に混戦模様!最高だ!

そして次は唯一観戦できる鈴鹿サーキットだ(自分の話です)

先に予告で書いておくが次の予想。ランキング5に23号車は入れない。そろそろ重い。まぁ重くても速いんだけどね。ってちょい出し予想でした。

それでは5月25日26日鈴鹿サーキットで会いましょう!!

ポイントランキング

順位チームポイント
1位NISMO28.5
2位LEXUS TEAM ZENT CERUMO27.5
3位AUTOBACS RACING TEAM AGURI17
4位TEAM KUNIMITSU16
5位NDDP RACING with B-MAX15
6位LEXUS TEAM SARD14
7位KEIHIN REAL RACING12
8位LEXUS TEAM KeePer TOM'S10
9位TEAM IMPUL9.5
10位LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S8

ゆうやっちのレース予想 2019年 スーパーGT 第3戦 鈴鹿サーキット

2019年5月7日

ゆうやっちのレース予想 2019年 スーパーGT 第1戦 岡山国際サーキット

2019年1月31日

スーパーフォーミュラの記事はこちら

ゆうやっちのレース予想 2019年 スーパーフォーミュラ 第2戦 オートポリス

2019年5月6日

ゆうやっちのレース予想 2019年 スーパーフォーミュラ 第1戦 鈴鹿サーキット

2019年3月31日

2019年 スーパーフォーミュラ ドライバーラインナップ

2018年11月27日
0
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

石橋を叩いて壊す。渡らなければ怪我はしない。そんな生き方をしてきた私が、何を思ったのか新しい事にチャレンジしてます。いつか短編小説を本として出したいと言う目標を持って小さな一歩を踏み出しました。パソコンが得意では無く、もちろん物語など書いた事がない私がブログ書いて行こうと思います。