2019年 スーパーGT 第1戦 岡山国際サーキット
長い長い冬を越え、待ちに待った開幕戦を迎える。
様々な情報やテストの結果などから今シーズン実力拮抗の接戦を期待してしまう。まずはこの岡山で今年の勢力図の第一報を見せてもらおう!
昨年に引き続きNSX勢の好調スタート出来るか?
今年が最後の年になるLC500の王者奪還か?
昨年は力及ばずだったGT−Rの復活か?
3メーカーの熾烈な戦いが今、始まる!
ランキング
順位 | 予想 | 結果 |
---|---|---|
1位 | カルソニック IMPUL GT-R | ARTA NSX-GT |
2位 | KeePer TOM'S LC500 | MOTUL AUTECH GT-R |
3位 | ZENT CERUMO LC500 | カルソニック IMPUL GT-R |
4位 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R |
5位 | RAYBRIG NSX-GT | リアライズコーポレーション ADVAN GT-R |
ランキング解説
カルソニック IMPUL GT-R
昨年はホンダ勢トヨタ勢の後塵を拝し、ニッサン勢の中でもトップにはなれなかった。シリーズランキング10位。しかし個人的に星野監督のシリーズチャンピオンを見たいと強く願っている。今まではトップに届くマシンでは無かったと思う。だから上位予想も入れにくかった。でも今年はテストから好調を見せている。ここがチャンスだ!願いも込めて逆襲のGTーR!
Keeper TOMS
常に安定した速さを見せるKeeper。一度スイッチが入ると異常な程のポテンシャルを発揮する平川選手と昨年の勢い全開のキャシディー選手。そしてここ数年、相性の良い岡山。どう考えても今このチームをランキング5から外す事は出来ない。
ZENT CERUMO LC 500
不気味な気配が見えるのはZENT。予選で好位置をゲット出来れば、この位置でのフィニッシュは十分にあると思う。なんと言っても総監督と取締役がドライバー。超面白いけどそこの結果が付けば最高にカッコいい!そう!これが組織だ!と言ってやろう。
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
エンジンとタイヤの組み合わせは23号車と同じ。もし上位に上がるなら23号車なのだろうと思いがち。だが、この二人のドライバーは足し算では無く掛け算の結果を出してくる気がする。周りをまさかと思わせるような結果を期待している。23号車では無く3号車が4位です。
RAYBRIG NSX-GT
やはり速いと考える。まぁそれも当然。昨年のチャンピオンマシンだから。NSX勢の中でもトップ予想でいいと思う!ARTAも気にならない訳では無いが、やはりホンダ勢ではRAYBRIGが頭一つ抜ける。だからと言って昨年と同じ結果になるほどスーパーGTは甘くない。ホンダ勢は開幕戦で一歩届かず、この位置に予想を置いた。
予想まとめ
2019年のスーパーGT開幕戦はシーズンの混戦を予感させる結果になると予想した。昨年までは全然届かなかったニッサン勢のテストでの好調さは違和感を感じるほどだ。それは他のチームの三味線だろうなんて声もあったりするが・・・・・・
ちょっとでも遅く見せてハンデは軽くしよう!
ちょっとでも遅く見せてハンデを相手の乗せよう!
そもそもウェイトハンデの押し付け合いからレースが始まっているなんて考えたら馬鹿馬鹿しい気もする。
「ちょっと今シーズン、うちのマシン、遅いんすよね~」をアピール出来たら優勝・・・・・・
やっぱりちょっと嫌ですね。
なのでテスト結果は現状の実力と見て考える。ようするに開幕戦の岡山との違いは気温だけぐらいに思っていた方が今シーズンも楽しめそうって事だ。そう思えば今回の私の予想はなかなか面白いと考えてる。
予想通りのニッサン勢の逆襲となればそれは大歓迎の結果だ。昨年は高橋国光監督が悲願のシリーズ優勝を飾った。希望として今シーズンはその悲願の達成は星野監督であってほしいと言う思いがあったりするのである。
予想は当てに行くつもりで作っているが、個人的の感情が含まれるのは許してほしい。
って事で稚拙な文章で申し訳ないですが、大好きなので今年も1年間、予想記事を書いていきます。よろしくお願いします。
それでは4月13日、14日の岡山国際サーキットをお楽しみに!
結果まとめ
雨の降る中セーフティーカースタートとなった開幕戦。
予選好調だったGT-Rも雨に苦戦してNSXに追い込まれる。GT300のクラッシュにより赤旗を繰り返し、再スタートを上手く利用して雨の強さを見せたNSXは上位を独占。
レースは赤旗を繰り返しながらも周回を重ねていく。
最終的には4度目の赤旗でレース中止を決定。ハーフポイントでレースを終える事となった。
レース中止が決定する数週前に遺恨の残る出来事があった。
1位を走るRAYBRIG。それを追う2位を走るKEIHIN。
その2台が1コーナーで接触。RAYBRIGがコースアウト。グラベルに捕まり脱出出来ずにトップから最下位に!
結果としてはこのあとセーフティーカー導入、そして赤旗中断でそのまま終了。
ツイッター上では中止が賢明と言った意見が多く見られた。もちろん走るドライバー&チーム側もこのコンディションで走るのは気が気ではないでしょう。
中止にしてほしいファンと走りたくないチーム。ならば誰が走ってほしいのでしょうか?
運営も興行の為に返金したくないからとか代替えレースを組めないからとか言われるけど、やっぱりそれも違うと思う。
会場に足を運んでくれたファンに少しでもレーシングスピードで見せたいと言う気持ちだと思います。
もし私が現地にいたとして1回目の赤旗の時点でレース中止の決定をされていたらどう思っただろうか?
ドライバーの安全は絶対である。これを大前提にするのは正しいと言える。っと言うよりそれを前提にしておかないと人道的におかしい。過去に命を失ってしまったドライバーがいる事を考えれば当然の事なのです。
でもね、それならあんなにハイスピードで走る必要ないんじゃないかな?絶対安全のレースの方がいいなら最高速100キロぐらいの軽のレースでもいいんじゃないかな?極論だけど。誰があのスピードを求めているの?
クラッシュを期待している訳ではないけど、ハイスピードの中にあるリスクと魅力は同じ場所にあって、チャレンジングなドライブからクラッシュが発生し、そのクラッシュギリギリのところでプロフェッショナルの魅力が生まれる。
そしてそのギリギリのスピードを見せたい者と見たい者が交わったのがこの最高峰のレースなのだと。
でもそれは安全とは真逆に存在しているもの。安全確保と言いつつ、その安全から一番遠いはずのクラッシュシーンをダイジェストに持ってくる事も違和感。オープニングもエンディングもクラッシュシーンを流す事が多い。
ダイジェストシーンの半分はオーバーテイク。
もう半分はクラッシュ。
結局この2つは限界を攻めた結果の魅力だと言う事。もちろんドライバーを守るコクピット剛性はしっかりとしておいてほしい。それもまたメーカーの見せ所でセールスプロモーションの1つだと考える。
「あれだけのクラッシュがありながらドライバーは無傷!さすがはGTーR」
なんて言うのも宣伝ですよね。
そう言えばまた、ドライバーは実験台か?と言われてしまいそうだけど、そうゆうことじゃない!
これは1つのジレンマではあるが全車安全運転で常に安全なマージンを保ち、完全な速度差が出た時だけストレートで安全にオーバーテイクしてもいいですよ。あくまでも安全第一です。などと言うレースならファンは減ると思います。
今回の判断にしても私個人は運営さんが出来るだけレースを続けようとしてくれた事に感謝しています。もちろんドライバーさん達は怖いかもしれませんが、そのコンディションだからこそ観れる妙技があると思うのです。
結果的にはレース中盤で中止となりましたが、ドライコンディションでマシンポテンシャル通りに並んでしまったレースよりも見どころは沢山あったと思っています。ドライバーの色んな一面が見れた。レース再開の瞬間に何度、拳を握ったことか?
それがレースの魅力で誰もクラッシュを見たいと思ってきている人はいないと思うけど、そのギリギリのところを見たいと思っている人は多いと思っています。
今回の岡山のレースはドライバーさんやチームスタッフさん。運営さんやコースマーシャルさんもとても大変な1日だったと思いますがよくやってくれたと思っています。気持ちとして少し不完全燃焼ではありますが、これも含めてレース。予定調和なんて退屈で仕方無い。
なんとか面白いレースを見せようとしてくれて限界まで挑戦してくれた。最後の中断はやむを得ない判断だったと思います。今後も魅力あるレースを見せて下さい。
っと言う事でGT-R勢の逆襲が始まった。次戦は富士。レクサス勢もきっと巻き返してくる。NSX勢も気持ちを立て直して次戦での活躍に期待しています。もちろんARTAの連勝も全然ウェルカムです。
混戦必須のシーズンは波乱の幕開けで今後のレースへ良いスパイスがかかった。
懲りもせずに次戦の予想もアップして行きますので、これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました。
ポイントランキング
順位 | チーム | ポイント |
---|---|---|
1位 | NISMO | 28.5 |
2位 | LEXUS TEAM ZENT CERUMO | 27.5 |
3位 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | 17 |
4位 | TEAM KUNIMITSU | 16 |
5位 | NDDP RACING with B-MAX | 15 |
6位 | LEXUS TEAM SARD | 14 |
7位 | KEIHIN REAL RACING | 12 |
8位 | LEXUS TEAM KeePer TOM'S | 10 |
9位 | TEAM IMPUL | 9.5 |
10位 | LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S | 8 |
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