2019年 スーパーフォーミュラ 第2戦 オートポリス
面白いレースをみせてくれた開幕戦。力ありそうなチームがマシントラブルで次々と脱落した事で本当のポテンシャルがまだ見えていない感じのスーパーフォーミュラ。今度こそ本当の姿を見たい。開幕戦の鈴鹿もあれはあれで本当の姿ではあるのだけどね(汗)
昨年のオートポリスは雨で中止となっている。なので今回は2017年9月以来の開催となる。
2年前を思い返せば今F1で頑張っているガスリー選手の速さが見れたレースだった。
ガスリー選手は速さでトップを獲り、チームルマンは戦略で2位3位を獲った。
その戦略とはソフトタイヤのロングラン。
開幕戦の鈴鹿はSCでの走行も多かったので一概には言えないがソフトタイヤが予想以上に持つと言うイメージはついた。そして2017年このオートポリスで大きくジャンプアップフィニッシュをしたのも4周目でソフトタイヤに変えたチームルマンであった。
そう考えるとスタートタイヤ選択はミディアム組が多くなるかもしれない。
でもオーバーテイクも十分狙えるサーキット。周りがミディアムなら・・・・・・俺はソフトで・・・・・・
そんな駆け引きがスタート前に見られるかもしれない。
それではスーパーフォーミュラ第2戦 オートポリスの予想を発表して行きます。
順位予想&結果
順位 | 予想 | 予想 | 結果 | 結果 |
---|---|---|---|---|
1位 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING | 関口 雄飛 | TEAM IMPUL |
2位 | 小林可夢偉 | carrozzeria Team KCMG | 山本尚貴 | DANDELION RACING |
3位 | 関口 雄飛 | TEAM IMPUL | 大嶋 和也 | TEAM LEMANS |
4位 | 山下 健太 | KONDO RACING | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING |
5位 | 平川 亮 | carrozzeria Team KCMG | 福住 仁嶺 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING |
6位 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING |
7位 | 山本尚貴 | DANDELION RACING | 山下 健太 | KONDO RACING |
8位 | 塚越広大 | REAL RACING | ニック・キャシディ | VANTELIN TEAM TOM’S |
予想解説
アレックス・パロウ
当然と言っていいほどに中嶋レーシングを推す。牧野選手と何が違うかと言う事ではないが牧野選手よりパロウ選手の方が落ち着いて見える。それが理由。紙一重の理由だ。それが良いかどうかは分からない。でも今回はパロウ選手を1位に予想した。
小林可夢偉
本当に魅せてくれるのが彼。鈴鹿でトップチェッカーだったニック選手よりもグランドスタンドからの歓声は大きかったのではないだろうか?間違いなく速い。昨年までのSF14より更にあっていると思う。初勝利までとはいかないがこの位置に予想します。解決していたのかもしれないが鈴鹿の決勝ではマシンにトラブルを抱えていたと言っていた。にも関わらずあのポテンシャル。期待値は高い!ちなみにオートポリスコースレコード保持者はこの可夢偉選手だ。もう1位に予想すればいいのにと思うのだけど、中嶋レーシングの方が・・・・・・
関口雄飛
まだまだ本当に姿は見られていないと思っている。鈴鹿のピットレーンで抜かれていったあの悔しさはなかっただろう。でもまだ残り6戦もある!と言った関口選手の前を向く気持ちに乗って3位に予想します。関口選手はとても魅力的なんだけど、最近かっこいい走りが見れていない気がする。またあの気迫溢れる走りを期待しています。
山下健太
着々とジワリジワリとそんな印象。ドーンと目立つパフォーマンスはまだ見せてはいない。でも安定して前を伺い続ける。誰かに煽られるシーンはもうほとんど見ない。常に誰かを煽り続けている。この成長度は脅威だと言える。時期トヨタのエースドライバーはまさに群雄割拠。山下選手はその有力候補だ!
平川亮
昨年のオートポリス。レース自体は中止となってしまったが、予選Q3のトップタイムはこの平川選手。開幕戦鈴鹿のレース結果まとめでも書いたが、気になるチームはインパル。そしてそのインパルでも第2ドライバーと言う訳ではない。カーナンバーこそ20番だが、ダブルエースと言っていい。本当ならもう少し上に予想したかったが、気になる人が多すぎて、ここになってしまった。それでも5位予想だ。
牧野任祐
きっと速い。でもなんとなく小さなミスが出てしまうんじゃないかと思ったりもした。速くてチャレンジングなドライビング。致命的ではない程度のミスが出て、この位置でフィニッシュと考える。爽やかな笑顔と棘のある野心。今シーズンの新しい挑戦者の中で一番魅力があるのが彼だが、危うさも感じたりする。その危うさ込みで6位予想です。
山本尚貴
どこに予想しようか悩んだ。ダンデライアンチームも仕上がり悪くない。でもやっぱり届ききれていないように感じる。それは福住選手も同じ。このオートポリスでもなんとかポイント圏内に留まる事を目標としよう。
塚越広大
まさかの大抜擢。なぜ今シーズン塚越選手が外れたのか?そしてなぜ戻れる事になったのか?それは分からない。でもこれはチャンスと言っていい。最終戦まで起用との発表だが、1度外れてしまったシート。掴み続けるために絶対にいる結果!これからのシーズンにはそれが必須。塚越選手にとっての開幕戦であるここからポイントゲットだ
予想まとめ(5月12日)
オートポリスは魅力的なサーキットだ。
私はレース経験者でもなんでもない、ただのブログを書いている人だ。だからサーキットなんて走った事が無い。ましてはレーシングカーでの走行なんて出来るはずもない。でもゲームは好きなのだ。数えきれない程に鈴鹿を走り、富士を走った。ツインリンクもてぎだって目を閉じていても走れる(これは嘘)。
でもオートポリスでの走行経験は無かった。(ゲームの話ね)
それが今年の3月にグランツーリスモのアップデートでここオートポリスが追加された。まさに神アップデート。そして何度も何度も走った。その結果がここは魅力的なサーキットだと言った理由だ。曲線美のあるサーキット。でもそれはオーバーテイクが難しいと思われがち。だけれどもそうではない。抜きどころもある。どのセクターにセットを合わせるかでトータルタイムはずいぶんと変わると思う。特にセクター3は僕のような素人ゲーマーではレコードラインがどこなのかさえ分からないようなコーナーが続く。まるでインテルラゴスのような流線的なイメージ。コースはしっかりと頭に叩き込んだ。それも踏まえた上で見るレースは格別なのだ。ありがとうグランツーリスモさん。
もはやゲームの話でスーパーフォーミュラの話じゃなかった。
オートポリスでの走行経験が無かった私はゲーム内でSF19に乗りオートポリスを走った。
でも本物のSF19がこのオートポリスを走るのは多分、今回が初。
更にこのサーキットが初めてのドライバーも多い。そう考えればまたしても波乱のレースになる事も想定しておかなければならない。波乱になる可能性があるならピットストップを遅らせる事はプラスにはならない。もし私がチーム監督ならスタートはミディアムで少し軽タンにしておく。(そんな事は誰も聞いていない)
野球中継を見ながら「もし俺が監督なら、このタイミングでピッチャー交代だな」と言うやつの話を聞いて、しらんがな!って思っている私が、もし私がチーム監督だったらとか言ってしまった事を謝ります。ごめんなさい。
とは言え、速さ以前にチャンスに準備をしておく事が大切になる。セーフティーカーはすべての流れを一瞬にして変える。でもそれもルール。さぁーしっかり準備しておこう!第2戦だ。本当に力をみせてくれ!!
スーパーフォーミュラ 第2戦 オートポリスは 5月18日19日です。お楽しみに。
結果まとめ(5月20日)
レースが終わりました。いつもの結果まとめを書いて行きます。
よろしくお願いします。
SGT&SFがここまで全4戦。その4戦中3戦が雨がらみと言う。打率7割5分の強打者、雨!
またしても波乱。予選は中止となり、日曜日の午前にフリー走行兼予選となった。そしてその予選も雨、嫌な予感が頭を過ぎった。
フリー走行&予選。赤旗リスクを考えればセッティングを詰めている時間は無い。とにかくタイムがいる。そんな事は皆承知。だとは言えど結局は赤旗を繰り返しほぼ計測ラップ無しでセッションを終えた。
例えば、こうした方が良いとか、こうすればよかったのにとか、終わってみれば何か言いたい事は出てくるが、ある程度はルールと割り切るしかない。ただもう少し事前に明確にしておいてほしかったと言う気持ちは残った。最終的にはあのコンディションの中で最速の者がポールでよかったかと言われればよくないと思う。
厳格化しすぎるレースはつまらなくなるが、後出しジャンケンのように結果を知らされるレースもまた困る。
様々なアクシデントが発生した。まぁあのコンディションだ。何もない訳がない。でもその情報もまったく入って来ない。映像も無い。実況者も何が起こっているのか分からない。それでは見ている人も分からない。カテゴリーとしては世界に誇れるレースだと思う。ただ……肝心な所が足りていない気がした。
モヤモヤした気持ちを持ちつつもあっと言う間に午後の決勝。複雑な思いを吹き飛ばすように天候は好転した!
現地ファンを思えば、こんなに嬉しい事は無い。ドライタイヤを履いたマシンを見た時に本当に良かったと思った。そして嬉しかった。この順当とは言えないスターティンググリットもこれはこれでスパイスだと思えた。
レースはスタートから選択肢は二つ、一つはソフトスタートで雨を待ってレインに履き替えるパターンとミディアムスタートで出来るだけ早くソフトにスイッチするパターン。
結果的に最後まで雨は降らずにミディアムから即ソフトが有利となった。
開幕戦鈴鹿の記事でも書いたけど、ここで一つの苦言。
やっぱりソフトが持ちすぎる!ハイハイ。ハイハイハイ!
あるある探検隊。あるある探検隊。
ミディアムタイヤは即捨てる!ハイハイ。ハイハイハイ!
あるある探検隊。あるある探検隊。
今シーズンの鍵になる要素ですね。
SCが出る展開だろうと出ない展開だろうとミディアムスタート。燃料が持つところまで走れば即ソフトはスタンダード戦略になりそう。
1周目にソフトスイッチ組。翌週にSCでタイヤ交換義務を消化組。ステイアウト組。三つに分かれた今回のレース。
作戦だけを見れば正解はミディアムスタートで1週目ソフトスイッチ組が正解。どちらかと言えばステイアウト組は一番良くない選択だったと思う。
そのステイアウト組の中でいち早くトップに立ったのは関口選手。僕ももう権利は無いと思っていた。
その車SF19ですか?って言いたくなるほどの速さ。全車の中でも群を抜く!
もしかしてあのSUGOの奇跡?って思わせる激走でピットストップ分のタイムをコース上で稼ぎ結果ピットストップを終えてトップで復帰
関口選手らしい素晴らしいアタックが見れて最高だった。
予選こそは波乱だったけど全体的には実力が反映されたレースだったと思う。レースの満足度はとても高かった。
1周目ピットだからと言って全員が速かった訳ではなく、そこで速さを見せた山本選手はさすがと言える。
ステイアウトでもうダメと、崖っぷちに立たされた中で光る走りを見せた関口選手。
2年前、戦略の妙と言っても表彰台に立った大嶋選手。これはもう得意のサーキットと言ってもいい。
そして牧野選手、福住選手の元F2組のバトルも気持ちが良かった。
気がつけばアレックスパロウ選手もこんなところまで、やはり今年の中嶋レーシングは強い。
またしても私の予想はあんまり当たっていなかったけど、でもレースとしてはとても良かったと思う。
ただ少し……
僕はまだまだニワカファンだけど、でもドライバーの名前ぐらいは知っている。
ブログも書いてるけどプロでは無い。やっぱり素人のニワカファン。だけどチームとカーナンバーぐらいは言える。
観戦に来ている人はそれを知らなければならないと言う事はない。ただ車がかっこいいから見てるだけの人も大勢いると思う。それはそれでいい。もっと知りたいと思えば現地で公式ガイドブックを買ったりして楽しさを見つけていけばいいと思う。
だけど、それを伝える人は別。何も知らない人にこのかてごりーの楽しさを伝える人は知っておいてほしい。当然だと思う。実況者や解説者が何も知らずに特に興味もないなんて、そんなもの伝わる訳が無い。
どうしてこんなに素晴らしいカテゴリーを放送で台無しにするのだろう。
今回の放送のアナウンサー?実況の方は、本当にこのカテゴリーの楽しさや面白さを伝えようとしてくれていただろうか?
たしかに全スポーツからするとマイナースポーツかもしれない。でもそれを放送するのは知ってもらいたいから見てもらいたいからなんじゃないのかな?楽しくないように見える伝え方って。
アクシデントが何故起こったのかも分からず、何故こうなっているのかも分からずリプレイさえも出ない。周回遅れのオーバーテイクが無意味に映り。そしてそれを見て状況が理解できていない適当な実況。
今回の実況の人に辞めろとか言う話じゃないです。ただもし今後、仕事としてやってくれるなら、もう少し知ろうとしてほしい。マイナーカテゴリーかもしれないけど、マイナーだから適当でいい。そんな気持ちでしないでほしい。アナウンスのプロなら。
これが地上波ゴールデンタイムのプロ野球なら、こんな実況はしないでしょう?
実況「今、ホームランを打ったのはえっーっと誰ですかね?とりあえず1点入りました」
解説「いや、今のはランナーが2人いたので3点ですね」
実況「あっそうなのですね。はい。3点入りました」
実況「いやぁー凄かったですねー。凄かったです。はい」
なんて実況はしないでしょう。
多分今回の人はルールさえもよく分かっていなかったと思う。ここが勝負どころだ!って思っているシーンでも特に何も喋らずに本当に寂しかった。今日偶然BSフジさんでこのカテゴリーに出会った人が少しでも楽しめるように伝えてほしかった。
マシンだってドライバーだって間違いまくる。分かって人なら「違うだろ!」で済むけど分からない人は混乱するだけ。
たまにはいいよ。忙しい実況が必要なカテゴリーだからさ咄嗟には分からない時もあるよ。でも18号車をパロウ選手パロウ選手と言っているのはちょい辛い。同じチームの2人なら今のはパロウ選手ですか?牧野選手ですか?ぐらいならまだ許せる。けど順位が全然違う時ぐらいはもう少し前後のマシンで判断出来る程度の勉強は必要はしておいてほしい。だいたい青っぽいパロウ。白っぽい山本。赤っぽい山下。ぐらいしか覚えてなさそうに感じた。
お前の勝手だろ!って言われそうだけど僕はスーパーGTよりこのスーパーフォーミュラの方が好きです。F1よりもスーパーフォーミュラが好きです。一般の人に僕も好きだからお前も好きになれとは言わないけど、このカテゴリーを伝える側の人にいる人くらいはせめて好きになる努力をしてほしいと思ったオートポリスでした。
ごめなさい。愚痴っぽくなってしまったけど、なんだか悔しくて、こう言った部分が少しでも改善されたら嬉しいなと思い、届かないけど書かせてもらいました。
野尻選手みたいになってきたな(笑)ってコラ!
いっそレース開催中に野尻選手の無線が常に聞けるチャンネルみたいな商品どうですか?
チャンネル名は野尻智紀の俺に言わせろ!
100%買いますよ私は(笑)ってコラ!
野尻選手ごめんなさい。僕は野尻選手を結構応援しています。
今シーズンはSF14より更に速さを得たように見える山本選手が2戦連続2位でランキングトップに躍り出た。今年もその速さ健在と言うよりもパワーアップしたと言う印象。
そしてもう後がないと崖っぷちだと感じていた関口選手の覚醒。一度火がつくと一気に燃え上がる関口選手。次戦も注目の1人となりそう。
中嶋レーシングもまだまだこれから!しっかりポイントゲットしている。
役者が揃いつつあるスーパーフォーミュラ。次は魔物inSUGO!勝利を勝ち取るのは一体!
次戦もレース1週間前ぐらいまでに予想記事をアップします。
今回も長くなってしまってすみません。最後まで読んで頂きありがとうございました。それではまた次戦で。
ありがとうスーパーフォーミュラ!
ありがとう読んでくれてた方々!
感謝です。
スーパーGTの記事はこちら
ポイントランキング
順位 | ドライバー | ポイント |
---|---|---|
1位 | 山本 尚貴 | 16 |
2位 | ニック・キャシディ | 11 |
3位 | 関口 雄飛 | 10 |
4位 | 山下 健太 | 8 |
5位 | 大嶋 和也 | 6 |
6位 | 牧野 任祐 | 6 |
7位 | 野尻 智紀 | 5 |
8位 | 福住 仁嶺 | 4 |
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