スーパーフォーミュラ 第一戦 鈴鹿サーキット
スーパーGTから遅れる事、二週間。スーパーフォーミュラが開幕しました。全7戦で争われるカテゴリー、エンターテイメント性は欠けるのかもしれませんがドライバーの実力が分かりやすいレース、フォーミュラ好きには堪らないカテゴリーです。そんなスーパーフォーミュラの開幕戦観戦日記を書いて行きます。
鈴鹿で行われる大きなレース中で2輪4輪のダブル開催って事もあって観戦場所確保には苦労します。公式では物を置いての長時間の場所取りはしないで下さい。との事ですが、朝9時を過ぎた頃にはもうV2スタンドはほとんどシートなど敷かれて場所が空いていませんでした。公式にはそう言った場所取りはダメですと有りますが、現状では朝から場所取りをして遊園地などで遊んでメインレースを見に来ると言う人が多いように思います。ルールで決められている以上守らなくてもいいよとは言えませんが、ルールを守って午後から観戦に来た人はほぼV2スタンドには座れないと思います。だからと言って子供達にメインレースが見たいが為に朝一からこのスタンドで賢く座っていてねと言うのも難しく、せっかくの遊園地も台無しになってしまいます。ラウンジに入れるような資金力も無いので、V2スタンドでの観戦は諦めました。
ゆうやっち的には、これだけ朝早くから、場所が埋まってしまうなら、いっそ全席指定にすればいいのにと思います。今は部分指定が少しあるだけで、どうしても無料席があるのにな~なんて思ってしまったり。まぁその席を買っておけばよかったのんでしょうけどね。全席有料で1席500円~1000円ぐらいで、映画館の座席の購入のような方法でゲードオープンの時間から販売したらいいのにって思いました。朝早くにダッシュで並んで自分の好きな席を500円で買う。そうゆうのも有りなんじゃないでしょうか?もちろんネットでの事前販売も有りで!スーパーGTは全席指定ですので、気兼ね無く遊園地で過ごしてからスタンドに向かえますが、スーパーフォーミュラは動員数的にも難しいところなのかもしれませんね。試験的に全席指定500円から始めてみませんか?モビリティーランドさん!でも全席指定でスーパーGTのように観戦券+3000円以上だったら、ちょっと辛いです。勝手な事ばかり言ってすみません。
さて、前置きはここまでにして、レースについて書いて行きます。
今年のスーパーフォーミュラ(SF)は楽しみな新人がいて、まぁもう新人と呼ぶのはおかしいですが、海外参戦組みだった二人!松下選手と福住選手
他の記事でも書いたかもしれませんが、この二人としては日本人の中から選ばれて海外に参戦していたので、この日本に戻ってきて、負ける訳には行かないのです。だからと言って、日本で活躍していたドライバー達も、簡単に負ける訳には行かない。そんな意地がぶつかり合う面白いシーズンになりそうな予感がプンプンしていました。が結果的に日本でずっと頑張っていた山本選手が意地のポールトゥウィンを飾ってくれました。私の予想もずばり的中で嬉しさ倍増です。
結果だけ見れば、なんだいつもの抜きにくいSFらしい眠たいレースだったんでしょ?なんて思った方いませんか?いやいや全然、今年は一味違いましたよ。
そうです。2スペックタイヤがレース全体に予測しにくい状況を作ってくれたのです。
それではまずスタートから、スタートダッシュを決めた山本選手を追いかけ福住選手が2番手、伊沢選手を3番手として1コーナーへ。しかし1、2週ぐらいで張り付くような勢いで塚越選手が伊沢選手、福住選手をもオーバーテイクして、挙句、先頭も山本選手も煽る煽る、そんな塚越選手の猛追を受ける山本選手は、なんとか踏ん張り首位をキープ。
結果論ですが塚越選手は燃料少な目(軽タン)でスタートしていたようですね。現地観戦中では、すべての車にスポットを当てつつ見る事が出来なかったので、途中まで気がつかなかったです。最近、塚越選手はとても乗れているので、単純に速いだけなのかなと思ったりしていました。最初から2ストップ作戦だったとしたら序盤で山本選手を抜いておかなければならなかったんだなと思いました。マニアックな話ですがスタートから軽タンで出ていたならソフト、ソフト、ミディアムで繋いでも良かったんじゃないのかな?まぁすべて結果論ですね。
今回残念だった一人に福住選手が挙げられますね。マシントラブルでピットストップ後に止まってしまいました。もしトラブルが無かったら2位か3位か行けたんじゃないでしょう?まぁレースにタラレバはいくらでもあるので仕方が無いですね。次に期待します。
注目のドライバーを挙げるとキリがないので、あと三人書きます。
まずは平川選手、2年ぶりの復帰ですかね。この開幕戦とても良かったドライバーの一人だと思いました。25周目の接触でリタイアとなりましたが、レース全体的にずっと前の車を突ついていた印象があります。今回の新規参戦&復帰組の中では一番乗れていたと思います。今年のインパルチームはドキドキハラハラの存在感ですね。
そしてもう一人は同じインパルチームの関口選手です。平川選手との接触があったにも関わらず2位フィニッシュでした。14番スタートからの素晴らしいレース運びでした。でも最後までこうなるとはまったく思わなかったです。振り返って見ればソフトタイヤスタートで25周まで引っ張った走りとピットストップの短さと言うチーム&ドライバーの連携プレーの結果ですね。あの接触が無ければ最後の最後は山本選手を追い込んでいたかもしれませんね。
そして最後はこの人!山本選手です。予選とレースの結果だけ見れば、何事もなく終わったかのように見えますが現地観戦中は細い糸がピンと張り詰めたような緊張感のあるレースでした。振り返ればって事ですがレース前半、後方を追いかけて来ていた塚越選手やレース後半に迫って来ていた山下選手は2ピットストップだった事は冷静に考えれば分かる事かもしれませんが、走っている最中に後ろに迫って来られるプレッシャーは半端では無かったと思います。それでも乱れる事なく、攻めるべき所と守るべき所をしっかりとコントロール出来た山本選手が素晴らしかったと言えるでしょう!
今回の2018年スーパーフォーミュラの開幕戦!まとめとして
このレースは特別派手な出来事があった訳では無かったですが、戦略の違いなどが分散されてレース後半までどうなるか分からない展開がとても良かったと思います。去年なんかは1週目からピットに入る組と通常ルーティンまで引っ張る組の2組に分かれて数珠繋ぎレースだったようにう思います。フォーミュラなので、仕方ない部分ではありますが、今回の2スペックタイヤは、フォーミュラレースの良さを残しつつ、最後まで緊張感のあるレースだったと思います。次戦からのレースが更に楽しみになりました。
次戦の予想も書きます!オートポリスですかね。是非、見に来て下さい。