2018 スーパーフォーミュラ 第6戦 岡山国際サーキット 予想
鈴鹿10Hを現地観戦して、未だ興奮が冷めやらぬゆうやっちです。
そして国内トップフォーミュラである、このスーパーフォーミュラのシリーズチャンピオン争いもF1のホンダ枠に席があるのではないか?と言う噂から更に白熱したものになってまいりました
そんなスーパーフォーミュラの終盤戦の岡山国際サーキット。オーバーテイクの多いサーキットでは無いですが、今年の2スペックタイヤならどんな事が起こるか全く分かりません。
まさか、この岡山でオーバーテイクショーが見られるとは思わなかった!なんて事もあり得ます。それでは、その岡山国際サーキットのランキングを予想していきましょう!
開催日 9月8日〜9月9日
9月10日更新
レースが終わりました。いつもの事ながら予想記事の最後の方に結果まとめを追記しましたので、もしよければ見て下さい。
順位予想
順位 | 予想 | 予想 | 結果 | 結果 |
---|---|---|---|---|
1位 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL |
2位 | 小林 可夢偉 | KCMG | 小林 可夢偉 | KCMG |
3位 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL |
4位 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 野尻 智紀 | DANDELION RACING |
5位 | 山本尚貴 | TEAM MUGEN | ニック・キャシディ | KONDO RACING |
6位 | 塚越 広大 | REAL RACING | 山下 健太 | KONDO RACING |
7位 | 松下 信治 | DANDELION RACING | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING |
8位 | 中島 一貴 | VANTELIN TEAM TOM’S | 国本 雄資 | JMS P.MU/CERUMO・INGING |
予想解説
平川 亮
前回のもてぎでは素晴らしい走りを見せてくれた平川選手。どうしてだろ?それはきっと目指す場所が出来たから!F1のシートに空きがある。ホンダ育成ドライバーの年内ライセンス獲得は難しい状況。そして、この平川亮はレッドブルからフォーミュラー枠では無いとは言え、スポンサードを受けているドライバー。可能性は存分に秘めている。そんなスイッチの入った彼は今までよりも0.5秒速くなる。その0.5秒が優勝に勝ち取る理由になる。優勝への0.5秒を縮める為に必要なのは気持ちであると言う事を証明してくれるだろう。
小林 可夢偉
スーパーフォーミュラに参戦した最初の年、ここ岡山で石浦選手とトップ争いを繰り広げた。あの走りを見て、誰もが可夢偉選手の優勝はそう遠くないものだと感じたはず、しかし今もまだポディウムの頂点には立てていない。このレースも1位になるか2位甘んじるか!そんなギリギリバトルを見せてほしい。
石浦 宏明
本当に熟成した走りを見せてくれる石浦選手。いつでもどこでもなんとなく上位にひょっこりといるこの人。結局シリーズチャンピオン争いには絶対に顔を覗かせる。今年何歳なんだろ?36歳かな?今から1年だけF1無理?てかトヨタドライバーだけど、スーパーライセンス獲得の権利持ってるよね。和製シューマッハって言われている石浦選手にトロロッソへ乗ってもらいたい。和製シューマッハって……どこ見て言ってるんだろ?(コラ!)
関口 雄飛
あのイエロー無視だか、レッドフラッグ、タイム抹消だか、あの辺りからちょっと噛み合わない関口選手。なんだかもったいない。このレースでポールトゥウィンでも出来たら奇跡の逆転も0%では無いんだけど、4位予想にしました。本当は1位予想にしたいけど、今年の関口選手のシリーズチャンピオンはちょっと難しいかもしれないです。あの裁定が無ければ……
山本 尚貴
この辺りに入っておかないとちょっとヤバい山本選手。最終戦は得意の鈴鹿だから、そこをポールトゥウィンとしても、これぐらいの位置でポイントを取っておく必要はあります。SF13のラストイヤーでシリーズチャンピオン。SF14のラストイヤーでもシリーズチャンピオンってなんかいいじゃないですか!なんかブリヂストンタイヤの最後も1位だったような気がするんだけど、気のせいかな?とにかくラストイヤーに強い山本選手は最終戦、鈴鹿では優勝争い出来る位置でフィニッシュして下さい。
塚越 広大
塚越選手は毎回、速いなぁーって思うけど、終わってみれば上位にいない。どうして? 速いのに速くなかったぁーって小さな女の子の言われそうな塚越選手。いつも山本選手や野尻選手と競り合っているのにポイントランキングは置いてきぼり、ちょっと後半は巻き返してほしいです。北関東バトルよろしくです。
松下 信治
前回あたりから予選だけでは無くレースでの速さも見えてきました。松下選手。ちょっと優勝には届かない位置だけど来年に繋がる走りを見せて欲しいです。F2のモナコで勝った時はF1に一番近い男と言われていたのに、今年のようなチャンスの年に結果を持っていないと言う事が少し残念です。 運がある人とはチャンスに用意が出来ている人の事を言うらしいです。そう運も確実に実力と努力の内です。
中島 一貴
もうこの人ぐらいになるとSFでの優勝も嬉しいのかどうなのか分からない時があります。なんかもっと違うところを見ているような……でもWECに全てをかけているようでもないし、もしワンチャンあるなら来年1年だけトロロに乗って来てよ。元チームメイトはワールドチャンピオン取って引退しちゃいましたけど、今の一貴選手なら結構行けるんじゃないでしょうか?
予想まとめ
ホンダのレッドブルとの契約が発表されてから、このスーパーフォーミュラもザワザワとしてきた事は間違いないです。鈴鹿サーキットでのF1開催も3年延長された事だし、それを踏まえれば、このカテゴリーからF1参戦は十分、いや十分以上に考えられます。今年のF2遠征組みは今一つ結果が出ていない状況なので、最後の砦はこのスーパーフォーミュラ。そんなF1への権利を賭けた戦いの勝者を占うにも、この岡山は非常に重要な意味を持ちます。ホンダ枠の山本尚貴か?レッドブル枠の平川亮か、はたまた、ベテランの石浦宏明か中島一貴か、F1の表彰台に上がった男、小林可夢偉か!
って言うか、もうF1よりこのカテゴリーの方は面白いんだけどね。まぁF1と言う目標地点に向かってもう一度あのステージで戦ってほしい。そしてまだ誰も成しとけた事の無いF1のポディウムの頂点を!その足ががりがここで行われます!う~ん最高!
結果まとめ(9月10日更新)
私は2年前の岡山の事を思い出していた。あのSCスタートからのレース終了!いつも思う。安全確保はもちろん大切。ファンとしてそれを無下にしろとは言わない……が完璧な安全運転レースが見たい訳ではないんだ!私達のような素人が見ていたら手汗が止まらないような、両足に力が入るような、そんなプロフェッショナルを見たいんだ!だからと言ってクラッシュを推奨している訳じゃない。信じられないような異次元でのクリーンレースが見たいんだ。
現地観戦のファンが一番辛いのは2年前のようなSCからの終了。だったら中止の方がよかった。そんな気持ちだ。でも、だったら中止でもいい?と言われるとそれも辛い。そう、またしても岡山でこの天候!今シーズンはオートポリスも中止になっているから、全7戦を楽しみにしているファンからすると、こんな悲しい事は無い。そんな複雑な思いを胸に一抹以上の不安を抱えてのSCスタート!
まだ雨は降っている。これはあの2年前と同じだ。一応、形だけレースを成立させるだけなんだ……そう思ってしまっていた。
周回数も7週目、赤旗による中断。2年前は8週目でレースが終わった。しかし!今年は違った。まさかのレース再開。さすがにSCをひっこめる事は出来ないでしょ?なんて思いも吹き飛ばす12週目にSCがひっこんだ!
色々言ったけど、これは危なくないかい? そんな気持ちになった私
先頭を行く関口選手の車から巻き上げられる水しぶき!その真っ白なウォータースクリーンの奥に獲物を狙うライオンのようにオーバーテイクシステムを光らせている可夢偉選手!その時、私の全身を鳥肌が駆け抜けた!こんなコンディションでこんなことする? でも、でも、私達はきっとこれを見に来たんだ!自分達では想像も出来ない世界で繰り広げられるプロフェッショナルバトルを!
この記事を読んでいる人は結果を知っているのだろうけど、最終的には関口選手が勝った。でも単純に勝ったとか負けたとか、そう言うものでは無いバトルを見せてもらった。それは関口選手と可夢偉選手だけではない。ポイント獲得圏外でも一歩も引かない意地とプライドのバトルが見れた。私の目線では今シーズンNO1のレースだったと言えるだろう。
何度も言うがクラッシュを推奨している訳ではない。ドライバー達も危険だと感じていただろう。でもそのギリギリのバトルは、このレースを現地観戦した人達に伝わり、また次の観戦へと繋がっていく。見ているものが感動するのは、こういったレベルのレースなんだと……
ぐにゃぐにゃの柔らかいボールにプラスチックのバットを持ったプロ野球など誰も見に来ない。あれだけ硬いボールを140km以上の速度で投げそれを打ち返し、その痛烈なボールに飛びつくプレーがファンを沸かせる!
ドライバーの皆さんも、運営の皆さんも色々と大変なレースだったと思う。しかしこれだけのプロフェッショナルが集まったレース。そのリスクと紙一重のテクニックこそがプロレースなんだと思う。最高のレースをありがとう!心から感謝します!最終戦、鈴鹿サーキット。ドライコンディションでもリスクと紙一重のプロテクニックを見せて下さい!
最新のポイントランキング
順位 | ドライバー | ポイント |
---|---|---|
1位 | 山本 尚貴 | 38 |
2位 | ニック・キャシディ | 37 |
3位 | 石浦 宏明 | 25 |
4位 | 関口 雄飛 | 18 |
5位 | 平川 亮 | 17 |
6位 | 中嶋 一貴 | 15 |
7位 | 野尻 智紀 | 12.5 |
8位 | 山下 健太 | 11.5 |
シリーズもとうとう最終戦の鈴鹿を残すだけとなりました。
SF14の最後のシーズンに相応しい大混戦!シーズンの最初にこんな展開になればいいのになぁ~なんて思っていました。まさに図らずとも!とはこの事です。
さて、簡単に考察しておきますが、最終戦は1位ボーナスポイントが付くので1位は13ポイント、2位以下は同じく8ポイント、6ポイントとなって行くので、現状ではランキング3位の山本選手まで自力優勝があります。山本選手がポールトゥウィンを果たせば、周りの結果がどうであろうとシリーズチャンピオンです。が!それはニック選手も石浦選手も同じ事。寧ろ条件は緩和されて行くので圧倒的有利はニック選手です。
奇跡の大逆転劇には関口選手と平川選手の名前も入ります。ポールトゥウィンを最低条件として尚且つ、ニック選手が8位以下、石浦選手が4位以下、山本選手が3位以下が条件です。まぁこれはさすがに難しいでしょうけど、予選でこの二人のどちらかがポールポジションを獲って、この上位の3人がQ2敗退してたりすると……ドキドキするんじゃない???
あぁ~今から鈴鹿が楽しみすぎて死にそう。もし今、1万円払ったら10月27日にしてくれる券が売ってたら買う勢いです。まぁ待つのもデートの一つと言うので今から2ヶ月間、首を長くして、手はお膝で賢く待ってます。
スーパーフォーミュラの記事はこちら
スーパーGTの記事も書いています