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スーパーフォーミュラ 2017年の年間ランキング
スーパーフォーミュラの昨年チャンピオンを覚えていますか?
今年の開幕戦の事ばかり考えて忘れてしまっていませんか?そんなあなたに2017年ドライバーランキングをどうぞ、個人的な意見も入れつつ発表していきますので最後まで2017年を振り返りながら、是非ご覧下さい。
ドライバーランキング 2017年
順位 | チーム | ドライバー | ポイント |
---|---|---|---|
1位 | P.MU/CERUMO E INGING | 石浦 宏明 | 33.5 |
2位 | TEAM MUGEN | ピエール・ガスリー | 33 |
3位 | SUNOCO TEAM LEMANS | ローゼンクヴィスト | 28.5 |
4位 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 関口 雄飛 | 25 |
5位 | VANTELIN TEAM TOMS | 中嶋 一貴 | 22 |
6位 | VANTELIN TEAM TOMS | アンドレ・ロッテラー | 21 |
7位 | KCMG | 小林 可夢偉 | 16.5 |
8位 | P.MU/CERUMO E INGING | 国本 雄資 | 16 |
9位 | TEAM MUGEN | 山本 尚貴 | 10.5 |
10位 | KONDO RACING | ニック・キャシディ | 8 |
11位 | KONDO RACING | 山下 健太 | 6.5 |
12位 | SUNOCO TEAM LEMANS | 大嶋 和也 | 6 |
13位 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 伊沢 拓也 | 5 |
14位 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | ヤン・マーデンボロー | 4.5 |
15位 | REAL RACING | 塚越 広大 | 3 |
16位 | TCS NAKAJIMA RACING | 中嶋 大祐 | 2 |
17位 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 野尻 智紀 | 2 |
18位 | B-Max Racing team | 小暮 卓史 | 0 |
19位 | TCS NAKAJIMA RACING | ナレイン・カーティケヤン | 0 |
どうでしたでしょうか?思い出しましたか?それでは第一戦から個人的プレイバックして行きましょう!
第一戦 鈴鹿サーキット
PPは1.35.907で中島一貴選手。二位を0.09秒離してのPPでした。
レースはスタートで中島一貴選手が一位をキープ、予選三番手だった山本選手が二位につけてスタートしました。トップ集団以外のマシンがクリーンエアを求めてなんと2週目までの間に12台がピットインすると言う事態になりました。なんか昔F1でもこんな事あったよね。まぁ作戦としては有りなんでしょうけど、タイヤ交換って義務だけなのか(汗)まぁ仕方ないですね。 今回の見所はなんと言っても20週目の可夢偉選手のオーバーテイクでしょう。F1候補生のガスリー選手をシケインでお手本と言わんばかりの華麗なるオーバーテイクを見せてくれました。元F1ドライバーの可夢偉選手が次期F1ドライバーのガスリー選手を!私も現地で痺れていました。はい。最終的には中島一貴選手が逃げ切りの優勝を飾り、二位には山本選手が、三位は国本選手が入りました。
第二戦 岡山国際サーキット レース1
ここ岡山は2レース制を採用
レース1のPPは関口選手、岡山と言う短めのサーキットで1.13.387で二位に0.5秒以上開けての圧勝のポールでした。
レースはスタートで予選圧勝だった関口選手がまさかのスタートミス、予選二位だったロッテラー選手に前を行かれてしまいました。ピットストップのなかったこのレース1はそのままフィニッシュとなりました。一位ロッテラー選手、二位関口選手、三位キャシディーでした。
第二戦 岡山国際サーキット レース2
レース2のPPは1.13.918で石浦選手でした。最後のアタックできっちり決めてくる石浦選手さすがです。
レースはスタートで石浦選手は一位をキープしてスタートしました。ここでまた第一戦と同じクリーンエアを求めて、一週目からピットイン続出これが今回の見所となることとなりました。 一週目ピットインの先頭をクリーンエアで走る関口選手、ピットインしていない組の先頭を走る石浦選手との、お互いが見えないところでのバトル、こうゆうバトルもすごく好きなんです。ピットインを35週目まで遅らせた石浦選手がピットアウト後には、関口選手が前を走っていました。 一週目ピット組の勝ちでした。そのあと38週目に伊沢選手がクラッシュ、SC出動となり、体制はぐっと詰まる。リスタート後も関口選手がしっかりと守りぬき一位が関口選手、二位石浦選手、三位ロッテラー選手でした。
第三戦 富士スピードウェイ
PPは1.23.044で国本選手、チームメイトの先輩石浦選手を抑えてのPPでした。
レースはスタートできっちりトップを守った国本選手、二位を守れなかった石浦選手、明暗分けた形をなりました。27週目に山本選手の車がストレートでバースト、残念なリタイアとなりました。早いピットインをしたトムスやインパルを横目にしっかりとギャップを稼ぎ、ピットインした国本選手、磐石と思えた国本選手が足回りのトラブルで戦線離脱、やっぱり限界バトルでは色々起こる。今回の見所は 36週目のロッテラー選手対関口選手のバトル!ロッテラー選手が関口選手をダンロップコーナーでアウトからオーバーテイク。 ここアウトから行くとかなり大きく回らないといけないから、あんまり外から行かないような気がするんだけど気のせいかな、鮮やかでした。 結局、終わってみれば、毎ラップをしっかりと安定した走りを続けた石浦選手が優勝する形となりました。一位が石浦選手、二位ローゼンクヴィスト選手、三位ロッテラー選手でした。
第四戦 ツインリンクもてぎ
予選から雨模様で土曜日にQ1だけ行って、Q2、Q3は日曜日に持ち越しとなりました。まぁ珍しいですよね。割と雨でも走るので、ちょっと波乱含みのスタートでした。
PPは1.32.030で山下選手でした。二位には可夢偉選手が入りました。
このレースに試験的に2スペックタイヤが導入される事となりました。この2スペックタイヤは戦略が分かれて面白くはなるかもしれませんが、結局ソフトタイヤでほとんどの周回を走れてしまうと、それはもう、前半戦でも何度か見られた、燃料不安がなければ一週目ピットインあとはソフトタイヤみたいになりそうで、それはそれで意味がないし、まぁ最終戦でも発表されていたけど、スタート10週目まではタイヤ交換禁止みたいな事って、そんな事しなきゃみんなソフトで走るってなると意味があるのかな?なんて思う事もあり、まぁ今後このタイヤ選択がどのようになって行くか楽しみ見ていきます。ソフトタイヤは良く持ってもレース距離の半分ぐらいでないとね(汗)
さてレースは、この2スペックタイヤを戦略的に絶妙に使った塚越選手にスポットを当てざるを得ません。 まさかの燃料軽めのソフトスタートでまさかの2ストップ作戦!私の記憶でこのSFになってから、これだけのオーバーテイクショーが見れたのは始めてかもしれません。まぁこのもてぎのあっちこっちで抜くの抜くの!すごかった。 塚越選手だけではなく、タイヤ戦略の違いから、このレースでは結構バトルがあった。見ごたえのあるレースだった事は間違いないです。個人的2017年SFのベストレースだったかもしれません!タイヤ戦略の事を書きすぎてトップ集団の事を書けていなかったので続けます。スタートで予選二位だっ可夢偉選手がトップに躍り出ます。そのあとも二位以下を引き離し後方で起こるオーバーテイク合戦を尻目にドンドン突き放す。これはもしかしてKCMGと可夢偉選手の初優勝が見える。毎ラップ手に汗を握りながら見ていました。しかし、可夢偉選手の無線トラブルとピット作業ミスが重なり、まさかの首位陥落。。。。。。これもまたレースです。結果、一位ガスリー選手、二位可夢偉選手、三位ローゼンクヴィスト選手でした。
第五戦 オートポリス
PPは1.26.196で野尻選手でした。ここに来て予選で始めてホンダ勢がトップに来た事になります。
レースはスタートでジャンプアップしたガスリー選手が2番手につけて、野尻選手を追いかける展開、今回もタイヤ戦略の違いからオーバーテイク合戦が繰り広げられる中、逃げる野尻選手、追うガスリー選手がそのまま続き、ガスリー選手のピットストップが先にきて、そのあと野尻選手のピットストップがあったのですが、ほんの小さなミスとも言えないような、積み重ねによって野尻選手がピットアウト後にまさかの7位復帰、ガスリー選手が楽々トップに浮上しました。あのあと更に焦りからか野尻選手が接触してしまい、優勝争いどころかポイント争いからも脱落、 簡単に守っているように見えるトップも一瞬のミスやトラブルですべて失ってしまう、そんな一面が分かるレースでした。 レース結果は二位三位に早めのピットでソフトに履き替えた二人が上がっていました。5週目のピットインで最後までタイヤ持っちゃ~ダメなような気がする。結果、一位ガスリー選手、二位ローゼンクヴィスト選手、三位大嶋選手でした。
第六戦 スポーツランドSUGO
PPは1.04.910でニック・キャシディー選手でした。二位には関口選手がいます。
レースはスタートでキャシディー選手が出遅れて、二位の関口選手と三位のガスリー選手に前に行かれてしまいました。ピット義務の無いこのレースで何台かノーピット作戦を取りました。ノーピット作戦組対、ピットインして燃料だけ補給する組、タイヤも交換する組、これはこれで戦略が分かれて楽しくみれましたが、このへんまでくるとどんな状況でも強いドライバーがはっきりしてきますよね。ノーピット作戦組の可夢偉選手やチームルマンの二人など、相手にしていられないと判断した石浦選手はきっちりオーバーテイクをして堅実に順位を上げて行く。同じくリスクを取り過ぎず、 とにかく毎ラップを正確に積み上げ続けるガスリー選手には強さが見えてきます。ただこのコースは2016年にもあった関口選手圧勝のサーキット、ギリギリのバトルを制して関口選手がトップチェッカーを受けました。 結果、一位関口選手、二位ガスリー選手、三位中島一貴選手でした。
第七戦 鈴鹿サーキット
この第七戦、鈴鹿サーキットまだ記憶に新しいのではないでしょうか?あまりこうゆう事は書かない方がいいのかもしれませんが、私もこの日、泊りで現地に行っておりました。正直出発前日まで行くかどうか悩んだぐらい、もうこれ以上ないだろうと言うぐらいのドンピシャのタイミングで台風が直撃する予報でした。土曜日の朝のフリー走行を最後に結局予選ではほとんど走る事が出来ず、終了となりました。予選も赤旗中断を繰り返し、見たいと思う気持ちと、さずがに危険なんじゃないかと思う気持ちが交錯していました。
最終的には土曜日の夕方にこの第七戦自体が完全に中止になった事が発表されました。これはこれで良い判断だったと思います。日曜日朝一番で帰る事にしました。もしこの時間に帰っていなければ、帰宅出来たかどうかも怪しかったです。高速道路はかなりの区間で通行止めになっていたので。無事、家に着けてよかったです。JRP様の的確な判断だったと思います。
私事がすぎるな(汗)すみません。 この第七戦で私が注目したいのは、ガスリー選手です。F1に出場が決まっていて、F1に出るか?SFに出るか?周りの予想は、F1の為に乗ってるSFなんだから、F1の席があったらSFに戻ってくることなんかない。こんな声もありました。でも私達、日本のレースファンからしたら、シリーズチャンピオンを争っているドライバーが来ないなんて事になったら、興ざめも甚だしいじゃないですか!勝手にそっちで優勝してくれたらいいよなんて言われた日には!でもガスリー選手は日本を選んで来てくれました。結果的には中止になりましたが、ガスリー選手が日本に来てくれたおかげで、心から石浦選手を祝福できます。
まとめ
いかがだったでしょうか?私はもっともっと日本のレース業界が元気になればと思っています。だからと言って観戦チケットがF1並に高くなったら困りますが、出来るだけ私は観戦に行きます。
来年には新型マシンが登場する予定でDRSのようなリアウイングも着くような着かないような噂もあり、皆さんはDRSどう考えますか?SFがあんまり見せるエンターテイメントに寄り過ぎるものどうかな?なんて思う一面もあったり、でもやっぱり、ちょっと見てみようかと思った人に楽しんでもらう必要もあったり。今のままでは、どれだけ説明されても、楽しさが分からないと言われてしまう始末、贅沢ではありますが、速さを見せるドライバーレースの様相を残しつつ、レースを知らない人達にも楽しんで頂ける方法を打ち出して行くしかなさそうですね。そういう面では2スペックタイヤは一つのカンフル剤になるかもしれませんね。
今年の開幕戦は鈴鹿4月21~4月22日です。お楽しみに
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